2011年1月アーカイブ

わが家の寒さ対策

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冬、ですね。.JPG本当に寒い日が続いていますね。 あんまり寒いので今日はわが家の寒さ対策をご紹介します 

わが家のがじこは若く見えても結構いいお年で今年13歳。数年前から慢性腎不全をわずらってます。

若いときから年に2回の健康診断を欠かさずやってきたので、症状がまだ無いうちから腎臓用の処方食をはじめることができ、いまでも見た目はツヤツヤです

早期発見のおかげで腎臓の検査値は正常の上限をちょっとはみでたあたりでキープ中です。そんな持病があるからこそ、しっかり食べ、しっかり水を飲んでほしい・・・。

しかしにゃんこの飼い主さんならご存知のとおり、こう寒いと夏みたいに水を飲んでくれないんですよね。腎不全だけじゃなく、尿結石のできやすい子、巨大結腸などで便通が不安定な子にも水はしっかり飲んで欲しいところ。

でもネコは水温が低いと水を飲みたがらない動物です。理想的な飲み水の温度はネコの体温くらい・・・つまり38度前後だそうです。とはいっても暖めた白湯(さゆ)なんか入れてあげても冬場はすぐ冷えちゃいますよね。そこでわが家ではこんな感じにしてます!

配置.JPGリビングのホットカーペットの上に飲み水を置いているんです。もちろん38℃にはなりませんが、指を入れると人肌より少しだけ低いかな?というくらい。たぶん30℃くらいにはなってるんじゃないかと思います。冬場、水道から出た水は6℃くらいまで下がってることもあるそうです。また室温であたたまってもせいぜい15~20℃程度らしいので結構いい方法ではないでしょうか。

いい感じ.JPG

 

このようにしてからは明らかに以前よりたくさん水を飲んでくれるようになりました

水の温度が暖かいこともそうですが、寝床から冷たい床を歩かずに水を飲みに行けることも大きいみたいです。

ぜひお試しください 

以前もここで書きましたが、うちのワンコ・ニャンコらはシャンプーやカットなどは年に一回するかどうかです。この正月も特別に洗ったりはまったくせず、せいぜいブラッシングするだけ。

CIMG6947.JPG

しかし爪や足裏は別で、放っておくと爪は引っ掛けて折れたりしますし、足裏の毛は滑って怪我する元ですので月に一度はしっかり整えます。今日はしらたまの足裏と爪をカット!

うちの子らは慣れてしまったのか、ジーッとしててくれるので足の裏のカットも爪切りもらくちんです。

ボサ足.JPG

 ぴか足.JPG

 

 

 

     

 

 

 

おみあし.JPG

 

 そしてさいごに耳をチェック!・・・とはいえ、うちのわんこら、耳が汚れないんです。

子犬でウチに来た頃はみんな、もれなく、それはそれはきちゃない耳で毎週一回、耳をきれいにしては薬をぬっていました。が、最初にガーッときれいにしてからは全く汚れてきません。

それでも月に一度は耳の鼓膜までしっかりのぞいて汚れてないかチェックしています。

 

むかし、しらたまはブドウ球菌がいっぱいだった・・・CIMG6946.JPG

            けど、今はこう!→

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

むかし、ぽんたは酵母菌だらけだった・・・ぽん耳.JPG

             けど、今はこう!→

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だいずは一番きちゃなくて、耳ダニだらけだったけど・・・まめ耳.JPG

               けど、今はこう!→

 

 

 

 

 

 

 

 

けっこう自慢ですえっへん。

耳がたれてると蒸れるから汚れやすいとか言いますが・・・ちゃんときれいにすれば関係ないです。たぶん耳が垂れてると、汚れや臭いに気づきにくくて悪化しやすいってだけなんじゃないでしょうか?

 

CIMG6953.JPG

みなさま、あけましておめでとうございます。今年もみなさまと、みなさまのちいさなご家族が元気で楽しくすごせるよう、スタッフ一同、頑張ってまいります

CIMG6937.JPG

 

さて、ことしは「ふかふか」で「やわらか」くて「カワイイ」うさぎ年ですね。ライカ動物病院ではうさぎも診察していて、うさぎの飼い主さんたちから、自前のうさこ達を撮ったかわいい年賀状をいただきました!ありがとうございます

が・・・この「うさぎ」ほど飼うのが難しい動物はいないんじゃないか・・・と思うことがあります。うさぎはみなさんご存知の通り、小型の草食動物です。小型の草食動物は少しでも弱っているのを見つかると肉食動物に狙われるので、体調が悪くてもひたすら隠す本能があります。なので病気の発見が遅れがち。飼い主さんが「アレ?」と気付いた時は瀕死・・・なんてこともあるくらいです。

犬や猫のように鳴かないし、住宅事情などからペットとしてたいへん人気ですが、歯の噛みあわせが悪いと口に刺さるくらい歯が伸びちゃったり、ミネラルの多い食べ物(うさぎは大好きです)であっという間に膀胱結石ができちゃったり、女の子は悪性の子宮ガンになりやすかったり・・・食事管理や生活環境など、けっこう上級者向けの動物です。飼う時は十分な検討を、すでに飼ってる方は・・・いろいろ勉強していきましょう

動物を元気で長生きさせてあげるのは「病院」よりも先にまず飼い主さんです!うさぎ年にうさぎが健康的な生活をおくれるよう、がんばりましょう。(もちろんワンコやニャンコもしかりですよ。)

ちなみに・・・ウチのワンコ・ニャンコらは年末も正月も、いつもとなんら変わらず元気でやんちゃでした・・・。

集合.JPG