2011年9月アーカイブ

獣医療の弱点。

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大変ごぶさたしております。先月末にわが家のがじこが体調不良でブログ更新する気分になれず、一ヶ月も不精してしまいました。

ションボリがじこ.JPG

がじこは現在14歳です。数年前から慢性の腎不全を患っています。

先月末、急に食事もとらず、寝てばかりになりました。「腎不全のせい?」と思ったのですが、血液検査で数値はやや高いものの、普段とほぼ変動していませんでした。がじこは腎不全のほかにも以前から極小の腎結石があり、もしやと思ってレントゲンを撮ったところ極小結石の一部(かけら?)らしきものが腎臓を出発し、尿管を下っていそうなレントゲン画像でした。

どうしてこうも「らしきもの」「下っていそう」などとあいまいなのかといいますと、あまりに小さすぎて「間違いなく結石だ!」と言えるほどクッキリとは映らないからです。

ヒトは米粒サイズの腎結石の尿管降下でも立っていられないほどの激しい痛みを感じます。ネコも痛みはおそらく同様にあるでしょう。しかし、がじこに「痛いの?」と聞いてみることはできません。

そう、獣医療の弱点とはすなわち「患者本人に聞けないこと」です

よく「話せたら聞けばすむんだけどなぁ・・・。」と思いますが、まさに今回はそんな気持ちでした。ひとまず、そのほかの検査には全く異常が見られなかったので、腎結石をターゲットにして点滴や痛みの緩和などの対症療法をすることにし、幸い吐き気はないので、フードは無理やり食べさせることにしました。

で、闘病すること約2週間・・・

gajico☆.JPG

急にスイッチが入ったように元気になり、フードもよく食べるようになりました

あああ、よかった!! 

ちなみに腎結石のかけららしきものはどうなったかと言いますと・・・

さらに下流へ行ってましたがまだありました 今後も要注意だなぁ。